お洋服やスタイリングサービスを通して、お客様の「こうありたい」を叶えるお手伝いをしてきたソージュ。ファッションだけにとどまらないご提案をしたく、オンラインストアではビューティブランド「IMAI(アイマイ)」を取り扱っています。
「IMAI(アイマイ)」は、今の自分を心地よく包み込み、私らしくいられることをコンセプトに誕生したビューティブランドです。2月下旬に『ソージュのルックに合うエフォートレスなベースメイクレッスン』というテーマで、メイクアップアーティストの水野未和子さんをお招きしメイクレッスンを実施しました。
「ベースメイクを通して元気をいただけました」
「できあがったモデルの方が目元のメイク無しでもとても美しかったです」
「陰影で、自分らしさを出す、というアプローチがとてもよかったです」
そんな好評の声が多く寄せられたメイクレッスンの様子を皆様にお届けします。
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今回お招きしたメイクアップアーティストは、アイマイ愛用者の一人である水野未和子さん。「フィルターをかけてくれているかのような、自然でちょうど良い素肌感が作れる」とアイマイのラインナップに共感いただき、今回のメイクレッスンが実現しました。

水野 未和子さん(@mizuno.miwako)
メイクアップアーティスト。3rd所属。
オレゴンに留学後、イギリスに渡り、London College of Fashionでメイクアップを学ぶ。卒業後、フリーランスのメイクアップアーティストとしてロンドンでキャリアをスタートし、帰国後は数多くの雑誌や広告、CMなどで幅広く活躍。一人一人の個性や魅力をディファイン(明確に)するメイクに定評があり、数々の女優やモデルが厚い信頼を寄せる。
目次
- 大人の女性に必要なのはツヤと透明感
- 光と影を作ることでその人自身の美しさが引き出される
- 手は最高のメイクツール。指や体温を上手に使って
- 落ち着いて、丁寧にメイクをしてみよう
- 自分らしい魅力は生き方や経験から作られる
- 思い込みから解放されよう
大人の女性に必要なのはツヤと透明感
年齢を重ねるにつれて増えるシミやシワなどの肌悩み。ついカバーすることに力を入れ過ぎてしまうという方は多いのではないでしょうか。
イベント前のアンケートでも「隠すカバーより、顔色を明るく自然にアラを隠したい」「コンシーラーでシミを隠すと不自然になってかえって目立つため、自然に隠せる方法を知りたい」といった、素肌を生かすベースメイクへの関心が多く寄せられました。
悩みが重なる大人の肌に必要なのは、素肌にイキイキ感を宿してくれるツヤと透明感。それらは厚塗りすることでかえって失われてしまうものでもありますよね。
そこでアイマイは、肌悩みだけを補正することに着目。全体を思い切って薄づきに仕上げ、気になるところだけをカバーすることができる「モイスチャーベース」「BBクリームUV」「コンシーラー」3つのベースメイクアイテムを展開しています。
光と影を作ることでその人自身の美しさが引き出される
一点どこかを強調するのでもなく、がらりと自分の顔を変えて誰かに似せるでもない。慣れ親しんだ自分の顔なのに、いつもよりキレイに、内側から魅力が引き出されているようになる。それが水野さんが提唱する「ディファインメイク」です。
顔の輪郭や立体感というのはそれぞれの個性が秘められているところ。「光と影を使い分けしっかりと凹凸を作ることで、その人の良さをディファイン(明確に)するメイク」が、その人らしい表情や魅力を引き出すと水野さんはおっしゃいます。
そして光と影を作るメイクを施すためのベースで重要なのは、均一に肌をキレイにするのではなく、悩み部分だけを補正するということ。
本来の美しさを引き出す「ディファインメイク」のアプローチが、アイマイの「年齢とともに変化する肌や表情を無理に隠さない」というコンセプトと重なるメイク法でもあるのです。
手は最高のメイクツール。指や体温を上手に使って
素肌を生かした肌を作るために難しいテクニックやツールは不要。水野さんがセミナーでご紹介したどなたでも活用いただけるアイマイの使い方をご紹介します。
当日は現地とオンラインの参加者合わせて110名以上の方々に、事前にお送りしたアイマイのサンプルキットを実際に試していただきながらセミナーを受けていただきました。
STEP1:スキンケアのようにモイスチャーベースをまんべんなく
まずは水野さんの周りでも大人気の「モイスチャーベース」を使って下地を整えていきます。
「メイクをする前、やり過ぎたスキンケアは避けるようにしています」
「乾燥したくないからと油分の多いものを重ねて朝のスキンケアをすると、日中崩れてきた時にあまりキレイではないんですよね」
「モイスチャーベースは保湿効果がすごく高いのに、上に重ねるどのアイテムとも相性が良く、時間が経つごとになじんで美しくなります。ぜひメイクをする前に使っていただきたいです」
How to:
1)パール大1粒程を手に取り、両手で擦り合わせながら温めます。
2)手のひら全体でスキンケアのようにまんべんなく顔にのせてください。
3)肌に入れ込んでいくイメージで、手のひらで顔全体を包み込んでなじませてください。
STEP2:手のひらで温めながらBBクリームUVをなじませて
「このBBクリームは、色を塗って隠すというより肌補正を足していくイメージで使っていただけます」
「元々白浮きしないBBクリームなんですが、手のひらで温めながら優しく抑えていくという工程を施すと、手の温度によってより溶け込んでいき、肌になじんでいきますよ」
How to:
1)モイスチャーベースと同じくらいの量を手に取り、両手で擦り合わせながら温めます。
2)手のひら全体でスキンケアのようにまんべんなく顔にのせてください。
3)足りない場合は少量手に取っていただいて、同じように少しずつ足してください。
4)目や小鼻のキワを擦らないよう優しく押し込んでいき、最後に手のひら全体で顔を包み込んでください。
「塗るだけでお顔の高い位置が光を拾ってツヤをまとうんですよね。皆さんもハイライトが立ってイキイキして見えますね」と会場を見渡しながら柔らかくほほえむ水野さん。
「ヨレが気になる方は、お手持ちの少し大きめのパフにティッシュを2枚ほど覆うように巻き、肌に軽く押し当てるようにして余分なBBクリームを吸ってください。小鼻や瞼の上など、細かいところも忘れずに優しくトントンと。この時、横にスライドはしないように注意してくださいね」
BBクリームUVはナチュラルに加え、3月に新色ライトが登場しました。参加者の方々にもいち早くお試しいただきました。
「お色味はどちらも皆さん使っていただけると思います。お肌が白い方であれば新色のライトを、もし迷われたら元々のお色味(ナチュラル)をおすすめします」
STEP3:コンシーラーは気になるところだけに
イベント前のアンケートでは「うまく使いこなせない」というお声もあったコンシーラー。目の下や目尻のキワなど、それぞれの場所に合わせた使い方をご紹介いただきました。
「アイマイのコンシーラーは柔らかいので、気になるところに直接ちょんと塗布します」
「そして、小さめのブラシで力を入れずに上からくるくるっとなでるようになじませます。そうすると、ぼかし目とともにふわっと溶け込んで、肌のアラが気にならなくなります。アイシャドウのブレンディングブラシなど、小さめのブラシであればなんでも大丈夫です」
コンシーラーはのせすぎないように少しずつ
「目の下が気になる場合は、軽い力で直接1,2本の線を乗せ、同じブラシで優しいタッチで線に沿ってぼかし、なじませてください」
「目尻のキワは筆を使わず、指を使います。直接コンシーラーを両目尻のキワに点置きして、薬指で優しくタップしてあげると、とても自然にカバーしてくれますよ」
「もしブラシがない場合や、小鼻の周りの赤みなど細かく入り組んだところは、お手持ちのスポンジの角を使って優しくタップしてなじませる方法もオススメです」
STEP4:仕上げはパウダーでフィックス
よりヨレにくくするための仕上げには、パウダーを使用しました。ポイントはパウダーの量を調整すること。このひと手間がキレイな仕上がりとメイクの崩れにくさに繋がります。
「私がアイマイを使う時は、フィックスさせる程度に少しだけパウダーを使用します。お顔の全てにのせる必要はないので、必要なところだけのせていきましょう」
「大きめのブラシにパウダーを取り、ブラシの柄を反対の手に並行にたたきつけるようにして余分な粉を落とします。このひと手間を面倒くさがらず、薄く薄く何回かに分けてのせていくことが、上手に仕上げるコツです」
「目の周りや小鼻の周り、顎下、眉間や眉上の額、眉毛・目の横にポンポンと軽いタッチでのせていきます」
プラスα:「光と影」を上手く使って魅力を引き出して
水野さんが提唱する「ディファインメイク」に必要なのが「光と影」。内側から光を放つようなツヤが整ったベースメイクに加えて、影の作り方をレクチャーいただきました。
「アイマイでベースメイクを整えることで立体的なツヤを作ることができました。ここで応用編として、シェーディングパウダーを使って影を作っていきます」
「髪の生え際や、フェイスライン、頬骨の下など顔の周囲に大きめのパウダーブラシで少しずつふわっと入れていきます。ほんのひと手間ですが、顔の外側が奥に見えるので、キュッと顔が小さく、骨格が立って美しく仕上がります」
「どこにのせたかはっきり分かってしまうと不自然になってしまうので、薄く、薄く重ねるようにしてください。私も自分でたまに欲張ってやり過ぎてしまうので、注意です(笑)」
シェーディングパウダーは「ADDICTION ザ ブラッシュ 006M Naked Veil (M) 」を使用
「ブラシでシェーディングパウダーを取ったら、毛先を指で潰して平たく持ち、眉の下まぶた全体、眉頭から眉尻の方向に向かって斜め下に落とすようにふわっとのせます。これだけなのですが、のせた部分がグッと奥に行くんですよ」
「このパウダーは頬にものせます。この落ち着いた薄づきのトーンが、大人の女性にマッチして、顔全体を引き締めてくれます」
「チークにのせたあと、再びブラシの毛先を指で潰し、鼻の上を通して薄くのせてみてください。こうすることで、より全体のバランスが整い自然になじむのでおすすめです」
「血色感をプラスするなら、黒目の真下の1番膨らんでいるところを中心に、外側に向かって横にほんの少しだけピンクのチークを重ねてください。大人の可愛さが出ます」
「アイブロウを整え、シアーなリップを直塗り。角を指でポンポンとなじませ、真ん中だけさらに直塗りすれば、完成です」
落ち着いて、丁寧にメイクをしてみよう
セミナー中ではメイク方法に限らず、メイクをする上で大切な心構えについてもお話しいただきました。
「メイク全般に言えることですが、私でも、急いでメイクすると上手にできません。若いティーンエイジャーとかは、失敗してもそれがまた魅力に映ったりしますが、ある程度大人になると、細部に宿る美しさがものを言い、本当に僅かな手間で大きな差がつきます」
「メイクをしているとつい鏡に集中してしまう方も多いと思いますが、鏡ばかり見ているとどんどんメイクは濃くなってしまうんですよね」
「一回鏡から離れて、なんなら靴まで履いてみたりして、全体のバランスを見て、なりたい女性像を想像してみる。そして、こういう風になりたいなと思ったらその通りにやってみて、手間を惜しまず少しずつ重ねてみる、ということがとっても大切です」
「難しく考える必要はないので、ちょっと面倒臭いなぁと思うところを堪えて"丁寧に仕上げてみる"ということを、ぜひ心掛けてみてください」
自分らしい魅力は生き方や経験から作られる
使い方をご紹介した後には、質疑応答の時間も設けられました。様々なお悩みが寄せられる中、「目の下のクマをなくしたり、ほうれい線を目立たなくするにはどうすればいいですか?」という質問に、水野さんらしい回答が返ってきました。
「目の下のクマは、やり過ぎると余計に目立ってしまうことがよくあります。クマにはオレンジ色のコンシーラーがおすすめです。アイマイのコンシーラーもオレンジ色が入っているので、先程のようににタップしてあげると良いと思います」
「また、メイクを厚くして隠そうとするよりは、マッサージしてお顔の血行を良くしてあげることも良いかもしれませんね」
「あとは、ぶっちゃけですね、気にしないことです(笑)」
「私の著書にも書かせていただいているのですが、顔の造形が美しいというよりも、内側から発する魅力の方が大切で、最終的に周りを惹きつけるんです。外壁的な美しさっていつまでも続かないんですよね」
「それよりも、どうやって生きているか、何を感じて喜んでいるのか、何を食べて誰と過ごして幸せを感じているのか、とかの方がすごく大きいと思っています。それらが表情にも出てくるので、あまり気にし過ぎないようにしてみてほしいなと思います」
水野さんの著書「『ディファインメイクで自分の顔を好きになる “私だけの魅力”が絶対見つかる自己肯定メソッド』
思い込みから解放されよう
水野さんからはさらに心強いメッセージが。
「皆さん、揃って目を大きくしたいと仰るじゃないですか。目を大きくしようと思ってアイラインを引けば引くほど、実は目が小さく見えるって言うこの皮肉な現象を、自分の顔だと第三者的に見れないということが多々あります」
「私が普段いろんな方々にメイクをしている際も頻繁に感じることは、案外大きな思い込みが、逆に自分の魅力をなくしてしまっているということ。だから、一回思い込みを取ってみるといいかもしれないと思っています」
「今回のメイクも、アイシャドウもアイラインもマスカラも全くしていないですが、一旦引いて全体を見て、雑味なところだけを丁寧に取り除いて、でも眉毛や骨格などをちゃんと出してあげると、ここまで美しくなります」
「そこまでベースを整えてから、パリッとさせたい時はマット寄りの赤リップをつけてみたり、なりたい雰囲気に合わせて髪型を変えてみたり、洋服によっていろいろ遊んでいただければ良いと思いますよ」
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いかがでしたか?たくさんのエッセンスが詰まったメイクレッスンを皆様にお届けしたく、大変なボリュームになってしまいました。
年齢とともに変化する肌や表情を無理に隠さず、自分らしさを大切にするということ。そんなメッセージが込められたアイマイを、ぜひ手に取っていただければ幸いです。
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