一般発売になった「ロングシャツワンピース」。前回の「ロングシャツワンピース」のこだわりポイントを紹介した記事では、ボタンの数や位置の工夫、ウエストがスピンドルに簡単に絞れることや、シルエットの工夫をご紹介しました。
軽くて滑らか、そして微光沢で高級感のある生地ながら手洗いできて乾きやすい、夏に嬉しいこの1枚は、一足先にサンプルを見ているSOÉJUスタイリスト&スタッフも何通りもの着回しを想像して着用を楽しみに日々過ごしています。
そんなSOÉJUスタイリスト&スタッフが考える、「ロングシャツワンピース」のサイズ・色選びと着回しをご紹介します。
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サイズはなりたいイメージで選んで
「ロングシャツワンピース」はFREEサイズとTALLサイズの2つのサイズがあります。「私の身長だったら、どちらを選ぶべきでしょうか?」とご質問をいただきます。身長162cmのモデルで、丈感の違いを見ていきましょう。
左がTALLサイズ、右がFREEサイズの丈感です。162cmのモデルですとTALLでくるぶし、FREEでふくらはぎ真ん中辺りまでの丈感。TALLとFREEの丈は10cm違います。
カジュアルに着ることが多い方はTALLサイズで。キャップやデニム、白のTシャツに合わせてスポーティーに。サイドタックワイドパンツなどのドレープ感のあるパンツやスカートと合わせていただくと揺れ感がでてフェミニンさを足せます。
きれいめに着たい方はFREEサイズで、華奢なヒールや2WAYワンピースと合わせると素敵です。
色は楽しみたいポイントで
今回、秋口までお召しいただけるようなカラーを…ということで、BEIGE、NAVY、BLACK、のベーシックカラー以外にPURPLEをご用意しました。
BEIGEは、一見カジュアルに見えますが、滑らかで透け感のないしっかりした生地なのでカジュアルさが抑えられ、肩の力が抜けつつもきちんと感も出せるカラーです。
NAVYは、引き締めながらもBLACKよりも少し軽やかさを演出できます。また、TPOを選ばない万能カラーでもあります。
BLACKは、ちょっとしたお呼ばれなどにも使用したい方におすすめです。
PURPLEは、何と言ってもその華やかさが魅力です。難しそうに見えるPURPLEですが、深みを出したカラーはお顔の近くに持ってきてもトーンが下がることなく、きれいに見せてくれます。深みのあるカラーは光の当たり具合で色のニュアンスが変わるので、1枚で着用しても重ね着しても表情を常に変えてくれます。
着回しはワンピースとして1枚で?羽織り?シャツ役?
「ロングシャツワンピース」、前開きのシャツワンピースだからこそ1枚でも、羽織りとしても、トップスとしてシャツ代わりにも着ることができます。
オーソドックスに1枚で着るときは、ボタンの開け方で印象が変わります。
左はすべて閉めて、真ん中は1つ開け、右は2つ開けて、肌見せを調整しています。すべて閉めると少しモードな雰囲気に。2つ開けるとエレガントさが増します。足元が気になる方はカシミヤ混レギンスなど、レギンスを合わせても。
襟を抜いて抜け感を出したいときは、中にコットンのインナーを着ると動いても前に下がりにくいです。
羽織りものとして着るときは、
・袖が短いワンピースの上に。程よくエレガントさを調整してくれ、二の腕の冷房対策にも。
・Tシャツやタンクトップ×デニムの上に。夏のアクティブスタイルの印象が変わります。
ウエストより下のボタンを開けると、シャツのように着れます。
歩くたびに見えるボトムスのカラーが、着こなしのアクセントを与えると同時に脚が気になる方にはカバーの役目を果たしてくれます。
ボトムスの色や形、合わせる靴によって印象が違うので、お手持ちのボトムスで違いを楽しんでみてください。
靴は思い思いのスタイルを楽しんで
どんなスタイルにでもお召いただけるのが「ロングシャツワンピース」のいいところ。
パンプスや少し華奢な足の甲が見えるサンダルですと、縦のラインが映えてスタイルアップして見えます。
こなれ感、カジュアルムードを出したい方はスニーカーやスポーツサンダル、スリッポンはいかがでしょうか。革見えする靴だと大人のカジュアルに。
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いかがでしょうか?
サイズ×色×着方×シューズで簡単に楽しく何通りもの着回しができる「ロングシャツワンピース」、ぜひこの夏の頼れる1枚としてお手にとってみてくださいね。
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